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不動産売却でお客様のタイプと不動産屋との付き合い方

「高く売りたい」「早く売りたい」「安心したい」…人によって、不動産売却に求めるものはさまざまです。人生の大きな決断である不動産売却。より良い条件で、スムーズに売却するためには、不動産会社との信頼関係が不可欠です。

しかし、「どの不動産会社を選べば良いのか分からない」「自分に合った担当者はいるのか」と、不安に感じている方も多いのではないでしょうか。

今回は、お客様のタイプ別に、不動産会社との理想的な関係性についてご紹介します。あなたの大切な資産である不動産売却を成功させるために、ぜひ参考にしてください。

「不動産をとにかく早く売りたい!」焦りタイプのお客様



「すぐにでも家を売りたいけど、どうすればいいの?」

転勤が決まった・資金が必要になったなど、さまざまな理由で一刻も早く家を売りたいと焦っている方も多いのではないでしょうか。そんな焦る気持ち、よく分かります。

しかし、焦るあまりに安易な判断をしてしまうと、後々後悔する可能性も。大切なのは、焦りながらも冷静に、そして信頼できる不動産会社と協力し、スムーズな売却を進めることです。

期限に迫られた不動産売却で失敗しないためのノウハウを紹介します。

早く売りたいタイプの人が不動産会社を選ぶポイント

不動産を早期に売却する必要があるとき、不動産会社選びが売却の成否を左右すると言っても過言ではありません。なぜなら、期限が定められた不動産売却活動には、交渉力・販売力・調整力などが求められるため、経験と豊富な知識が必要不可欠だからです。

不動産を早く売りたい人が不動産会社を選ぶときは、以下のポイントを重視してみてください。

・市場分析が的確にできている
→不動産を早く売るためには、市場分析が不可欠です。 相場価格だけでなく、早期売却が可能な価格の設定が求められるため、 物件周辺の状況や市場の動きを細かく分析する必要があります。不動産会社の査定書はその分析能力の証明です。 高密度な内容であり、マクロとミクロの両面を考慮しているか確認しましょう。

・ネットワークが充実しておりワンストップでの対応が可能
→不動産を早く売るには、買主を見つけるだけでなく、契約後の手続きをスムーズに進めることが大切です。銀行との融資手続き、契約書類作成、司法書士による登記変更手続きなど、さまざまな手続きが必要になります。これらの手続きを円滑に進めるためには、不動産会社が関係各所と連携していることが不可欠です。不動産会社を選ぶときは、広範囲なネットワークを持っているかを確認しましょう。

・多彩な広告戦略がある
→不動産を早く売るためには、インターネット広告だけでなく、SNSや現地看板など、さまざまな媒体を活用した多角的な広告展開が重要です。特にSNSは、ターゲット層に合わせた情報発信が可能で、リアルタイムなコミュニケーションを図ることができます。ただし、定期的な更新がなければ効果は薄れてしまいます。不動産会社を選ぶときは、どのような広告媒体を活用しているか、過去の成功事例があるかなどを事前に確認しましょう。

早く売りたいタイプの人におススメの不動産会社との付き合い方

売却期間によって不動産会社との付き合い方も変えることが重要です。なぜなら、早期売却のためには不要な時間を短縮し、綿密な付き合いをする必要があるからです。

これらを実現するためには、信頼できる不動産会社を見つけたら「専任媒介契約」を締結し、その一社と二人三脚で売却活動を進めるのがよいでしょう。複数社とのやりとりによる精神的なストレスを軽減できるほか、時間的なロスの削減にも繋がります。

不動産会社の選定に時間をかけ、ココ!と決めた意中の一社と太く短い付き合いをすることで、早期売却の可能性が高まります。

「不動産を高く売りたい!」利益重視タイプのお客様



「せっかくの不動産売却、一番高く買ってくれる人を見つけたい」

不動産の売却で得たお金を将来の資金としたい、使い道があるわけではないけどせっかくなら高値で取引したい。そんな利益重視のお客様、嫌いじゃないです。

とはいえ、1,000万円の価値のものを2,000万円で売ることなど不動産会社ができるわけはありません。不動産会社にできることは価値を最大化させるためにどれだけ活動できるか、にあります。

高く売りたいタイプの人が不動産会社を選ぶポイント

不動産を高額で売却したい人も、適した不動産会社を選ぶことが重要です。もっとも、不動産会社はどこでも「高く売却します」なる誘い文句を謳っていることがほとんど。看板に偽りのない不動産会社とはどのような特徴があるのか、解説します。

・マーケティング力がある
高値で売却するには、市場調査力と行動力を兼ね備えたマーケティング力が必要です。掲載写真の撮影テクニックに始まり、こだわりの詰まった間取り図面作成、内見に備えた清掃や修理提案など、金額に納得感を持たせるための努力と技術の結晶を細部にまで行き届かせることが求められるからです。実際の販売物件を確認することでマーケティング力を知ることが可能です。

・専門性が高い
不動産を売るためには、建築・外構・立地など、さまざまな角度からその魅力を引き出す必要があります。 例えば、建物の構造や設備、周辺環境など、売主が気づかないような特徴も、購入検討者にとっては重要なポイントになります。これらの情報を整理し、物件の価値を高めるプレゼンテーションを行うことで、より高額での売却が期待できます。現地確認時の対応や査定書の説明により確認することをおススメします。

高く売りたいタイプの人におススメの不動産会社との付き合い方

不動産の売却で価格にこだわりたい人は、まずは複数の不動産会社を比較することから始めてみてはいかがでしょうか。なぜなら、上述のとおり「高く売ります」と何の根拠もないのにお客様欲しさで発言する不動産会社は意外と多いからです。

複数の不動産会社に査定をとり、及第点と考える不動産会社たちと一般媒介契約を締結。その後、様子を見ながら前向きに取り組んでくれる不動産会社を絞り込み専任媒介に移行するのが良い方法です。

早く売りたいタイプと比較して、不動産会社を選ぶ時間を長くとる。査定のみならず売却活動まで踏まえて比較することで、適した不動産会社に出会える可能性は高くなると考えられます。

「不動産をじっくり売りたい!」慎重タイプのお客様



「不動産の売却は一生のうちでこれが最初で最後、納得できないと不安」

そんな慎重派のお客様。石橋をたたきすぎて割ってしまった経験も少なくないその用心深さ、不動産の売却にはピッタリです。

はき違えてはいけないことは、「慎重に進めること」と「決断を先延ばしすること」は別の問題です。決断や結論の先延ばしが繰り返されると、売買契約の成就は少々難しいものになりがちです。なぜなら、売買契約は購入希望者、すなわち相手方があって成立するものであるため、一定程度は相手方の希望やスピード感に合わせることも必要だからです。

一方で、慎重に話を進めるために要所で立ち止まり、納得感をもって次のステップに進む。これは慎重に話を進めているため何の問題もありません。

とはいえ、自分が慎重派なのか結論先延ばし派なのか、区別などつきようもありません。おススメの方法は「回答に期限を設ける」ことです。これだけで今日からあなたも慎重派の仲間入りです。

慎重タイプの人が不動産会社を選ぶポイント

納得感を重視する不動産売却の実現には、不動産会社および担当者とのコミュニケーションが欠かせません。また、自分自身の納得も求められますので、売却に対する希望を明確にしておくことも忘れないようにしましょう。

・担当者が信頼できる
不動産売却には多くの疑問や不安が伴うため、担当者との信頼関係が大切です。信頼できる担当者は、売主のことを第一に考え、専門家の矜持に基づいた説明をしてくれます。質問に対して、ただ「はい」や「いいえ」で答えるのではなく、具体的な根拠を示してくれることが理想です。過去の事例や法律の条文などを参考に、わかりやすく説明してくれる担当者を選ぶとよいでしょう。

・柔軟な対応が期待できる
納得感をもって不動産取引を進めるためには、可否はともかく、希望や要望を受け入れてくれるかどうかも確認しておきたいところです。無理難題は論外ですが、掲載サイト・写真・コメント・清掃・スケジュールなど、購入者を探す段階でも確認すべき事項はたくさんあるため、一律した対応しかしてくれない不動産会社では、納得感のある不動産売却は難しいかもしれません。

慎重タイプの人におススメの不動産会社との付き合い方

一歩一歩着実に不動産の売却を実現したい人は、不動産会社との密なコミュニケーションを重視するのがよいでしょう。

おススメの媒介契約は「専属専任媒介契約」です。これは自己発見取引すら許さない特殊な専属専任媒介契約ですが、売却活動状況の報告を1週間に1度以上しなければならないという決まりがあります。法的な縛りをもってコミュニケーションを密にすることで、つぶさに進捗を確認できるため、おのずと売却活動に納得感が出ることは間違いありません。

また、慎重な人におすすめなのは、地域密着の中小不動産会社です。 大手より小回りが効き、柔軟な対応が期待できるからです。大手は信頼感がありますが、社内規定が厳しく、個別のニーズに合わせた対応が難しい場合があるため注意が必要です。

不動産売却のスタンスは人それぞれ 自分に合った不動産会社を選ぼう


不動産売却は、人それぞれ重視する点が異なります。スピード・金額・安心など優先事項によって、選ぶべき不動産会社は変わるのは必然といえるでしょう。

また、不動産会社選びも重要ですが、それ以上に媒介契約選びも重要です。

・主体性を持ちつつ比較に役立つ一般媒介契約
・二人三脚で売却が進む専任媒介契約
・濃密なコミュニケーションが実現できる専属専任媒介契約

媒介契約の特徴も理解して、不動産会社とうまく付き合うことを心がけましょう。
今回もっとも伝えたいメッセージは、査定金額や口車だけで不動産会社を選ぶと不動産売却が失敗する可能性がある、ということに他なりません。

不動産会社との付き合い方も、契約の種類や連絡頻度など、あなた次第で変えられます。不動産会社選びは、売却の成功を左右する重要な要素です。 慎重に検討し、自分に合った会社を選びましょう。

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